【メンタージャム東京のご報告】
2011年7月 「MJ東京・平成23年度税制改正セミナー」～講師　八木橋泰仁氏

　7月14日（木）、東京・麹町会館にて、「メンタージャム東京」を開催いたしました。今回は、講師として税理士の八木橋泰仁氏（メンター会員）をお招きし、～震災復興はどこまで反映されたのか～『MJ東京・平成23年度税制改正セミナー』と題してご講演いただきました。

■八木橋　泰仁 氏のご講演より

八木橋　泰仁 氏

　ご講演は、八木橋氏の自己紹介から始まりました。そして、本日の講演の流れとともに、平成23年度税制改正に関して、6月30日現在までの状況や、おおまかな内容のご説明をいただきました。

　続いて、八木橋氏は、震災特例法案についての流れをお話しくださいました。ポイントとして「震災で被災をされた方々、また、その地域において減税措置がある」ということ。現在は避難をされていて岩手・宮城・福島に住んでいない人も対象になるなど、具体例をあげて詳しくご説明くださいました。　士業に一番かかわりが大きいと思われる相続・贈与税では、通常、相続が発生した時点での評価額が基準になりますが、今回の震災前に相続が起こっていて、震災によってその資産が滅失してしまった、また、本来の機能を果たさないという場合においては、震災後の評価額でよいという特例が出されています（課税価格の計算の特例）。八木橋氏は「相続では不動産に一番の影響があると考えられるので、これから注意をしていくべきである」とおっしゃいました。

　そして、「税制改正のポイント」ということで、本来の税制改正の内容に関して、実際に施行されているもの、先送りされているものについて、資料をもとに「法人税関連の主な改正事項」などを例にあげてご説明くださいました。最後は、24年度の税制改正についての展望を解説くださり「不安定な政権のなかであっても、わたしたちはしっかりと対処をしてお客さまを守っていかなければなりません」と、ご講演を締めくくられました。

　ご参加のみなさまも、熱心にメモをとられながらお聞きになっていました。「税制改正の全体イメージを掴めて良かった」とのお声や「とても分かりやすくて、先生の面白い話に引き込まれました」「税制改正の今後の方向性など大変参考になりました」とのお声を多数いただきました。
　八木橋さま、限られた時間のなかですばらしいご講演をありがとうございました。

　第2部交流会は、同じく麹町会館にて八木橋氏の乾杯のご発声により始まりました。引き続き税制改正に関する話題が中心ではありましたが、震災復興や原発問題などもテーマとして意見交換が行われていました。また最後にはメンター会員の古澤　和哉氏よりご自身が執筆された東京労働局のウェブサイトをご紹介いただきました。古澤さま、ご登壇をありがとうございました。

　次回8月10日（水）開催の「メンタージャム東京」は、『ありがとう東京タワー　Thanks Beer Party in東京プリンスホテル』と題し、メンタージャム夏の特別企画を開催いたします。
　みなさまのご参加を心よりお待ちしております。

2011年8月10日（水）開催　「メンタージャム東京」のご案内
～メンタージャム夏の特別企画～
『ありがとう東京タワー　Thanks Beer Party in東京プリンスホテル』

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