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【メンタージャム東京のご報告】
2011年6月 「士業・専門家向け『民事信託』実践的活用講座」~講師 星野大記氏

 6月15日(水)、東京・麹町会館にて、「メンタージャム東京」を開催いたしました。今回は、司法書士法人・行政書士 星野合同事務所 代表 司法書士・行政書士の星野大記氏(メンター会員)を講師にお招きし、~本当にできることをわかりやすく徹底解説~「士業・専門家向け『民事信託』実践的活用講座」と題してご講演いただきました。


■星野 大記 氏のご講演より

星野大記氏
星野 大記 氏
メンタージャム東京講演会メンタージャム東京講演会

 ご講演は、星野氏の自己紹介から始まりました。そして、「このセミナーをきっかけに専門家のみなさまが、社会のニーズに対し、民事信託を利用することでいろいろな課題を解決することができるようになっていただきたい」という、本講演の目的を発表されました。

 続いて、信託業務の担い手であるべき士業の現状について、職種別にご説明をいただきました。また、その背景として、情報通信技術の変化や法制度の改革・合理化、行政サービスの充実といった点について具体例をあげてご説明くださり、「士業の強みとはなにか」「社会は士業になにを期待しているのか」と問題提起をされました。 日本の信託は「商事信託」を中心に発展してきましたが、信託法大改正により、「民事信託」の分野が徐々に注目されています。星野氏は、社会の高齢化と核家族化の進展により発生する福祉や相続問題などへの活用に民事信託が期待されている、とおっしゃいました。

 そして、「なぜ民事信託なのか」というテーマに沿って、民事信託でできることや解決すべきこと、信託の効果や受託概況のご説明をいただきました。民事信託の活用と課題については、福祉法務、相続法務、事業承継法務と、それぞれに「老後の資産管理」や「子供がいない夫婦の場合」、また「支配権と遺留分の争い」などの例を、図を使ってわかりやすく解説してくださいました。最後は、参考文献のご案内をいただき、講演は盛況のなか終了となりました。

 質疑応答では、予定された時間を超えても質問がとまらないほど、参加してくださったみなさまは熱心に質問をされ、ご興味がつきないご様子でした。
 星野さま、貴重なご講演をありがとうございました。


 第2部交流会は、同じく麹町会館にて星野氏の乾杯のご発声により始まりました。今回は、北海道よりお越しくださったメンター会員で第一司法書士合同事務所の司法書士 田澤泰明氏にご挨拶をいただきました。田澤さま、ご登壇をありがとうございました。

星野大記氏メンタージャム東京交流会

 次回7月14日(木)開催の「メンタージャム東京」は、~震災復興はどこまで反映されたのか~『MJ東京・平成23年度税制改正セミナー』と題し、講師として税理士の八木橋泰仁氏(メンター会員)をお招きします。
 みなさまのご参加を心よりお待ちしております。

2011年7月14日(木)開催 「メンタージャム東京」のご案内
~震災復興はどこまで反映されたのか~
『MJ東京・平成23年度税制改正セミナー』

■お問い合わせ・ご参加お申し込み先:
  株式会社コンサルティングファーム  メンタージャム事務局
  TEL: 03-5212-7272  FAX: 03-5212-6090
  Eメール:info@cyber-mentor.org