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【メンタージャム東京のご報告】
2010年10月 『実践するドラッカー・組織マネジメント入門』~講師 佐藤等氏
10月7日(木)、東京・麹町会館にて、「メンタージャム東京」を開催いたしました。今回は、佐藤等公認会計士事務所 公認会計士・税理士の佐藤等氏(メンター会員)を講師にお招きし、~成長し続けるために必要な「思考」と「行動」を学ぶ~『実践するドラッカー・組織マネジメント入門』と題してご講演いただきました。
■佐藤 等 氏のご講演より
佐藤 等 氏
佐藤氏は「まずはドラッカーの本(訳本)を読み通すことが大事ですが、内容に歯ごたえがあってなかなか読み通せないと聞きましたので、読書会を開いています」と、ご講演をはじめられました。今回、佐藤氏は士業の組織について4つの質問にまとめ、各質問に対しドラッカーならばどのように答えるのかを想定し、ドラッカーの思考と視点についてお話しくださいました。
最初の質問は「士業ひとりのサービスでクライアントへ貢献できるのか?」佐藤氏はドラッカーの思考「なすべきことがあってできることがある」を示し、「成果」という視点と「顧客にとって価値ある取り組み」を説明されて、顧客がきめることであると回答なさいました。ドラッカーにおいて「成果」は社会、組織、個人に共通するいちばんのキーワードであり重要とのことです。
二番目の質問、組織による社会貢献の必要性については「組織は道具である」という、ドラッカーの思考を解説くださいました。組織という道具を使い、貢献を広げることができるということです。組織を使いこなすには「個人の強みを知って活かす」、また補完の概念など、ドラッカーの思考が常に人を中心に据えていることがよくわかるお話でした。
続いて、組織における、資格者・専門家の立ち位置について。スペシャリストとマネジャーの機能、知識労働者として働くという視点について説明されました。ここでは、マネジャーはスペシャリストや顧客の通訳者となるなど、地位による上下とはまったく異なる関係性を教えていただきました。
最後の質問はマネジメントのポイントは何か? でした。ドラッカーの思考ではマネジメントは実践である、とのこと。知識労働者のセルフマネジメント、組織や事業のマネジメントについてお話しいただきました。
佐藤氏は、ドラッカーの言葉を引用しながら、ご自身がどのように捉え実践しているかを披露してくださいました。100年続く事務所の実現や、世界でいちばんドラッカーをわかりやすく伝える人として覚えてもらうために日々活動されているそうです。「本を読んだだけでは何も起こりませんが、実践に取り組めば必ず成果は出ます。日本はまだまだ成果を出すことができます」とご講演を締めくくられました。
今回も80名を超えるご参加をいただきました。「ドラッガーについて、もっと勉強したいと思いました」「早速、講演で推奨されていた書籍を購入します」と、早くも実践の第一歩を踏み出される方もいらっしゃいます。
佐藤さま、短い時間のなか、ドラッカーのエッセンスを凝縮したご講演をありがとうございました。
第2部交流会は、同じく麹町会館にて佐藤氏の乾杯のご発声により始まりました。佐藤氏をはじめ、他のご参加のみなさまもにぎやかな会話のご様子でした。今回は、日本筆跡心理学協会 筆跡鑑定人の根本寛氏にご自身のセミナーをご紹介いただきました。また、2011年1月「メンタージャム東京」の講師である、小堀球美子法律事務所の小堀球美子氏より、ご講演の紹介とご挨拶をいただきました。
ご登壇くださいましたみなさま、ありがとうございました。最後に弊社代表山口毅より2010年12月開催「Mentor JAM Anniversary」のご紹介をいたしました。
次回12月4日(土)は、「メンターネットワーク」の周年行事「Mentor JAM Anniversary」です。毎年恒例となりました「MJA」も今年で10回目となりました!
当日は、「~プロフェッショナル・サービス・ネットワークの創造~『新時代の士業・専門家像と「メンターネットワーク」』」と題し、主催者である弊社代表 山口毅がお話しさせていただきます。
みなさまのご参加を心よりお待ちしております。
■お問い合わせ・ご参加お申し込み先:
株式会社コンサルティングファーム メンタージャム事務局
TEL: 03-5212-7272 FAX: 03-5212-6090
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