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【メンタージャム東京のご報告】
2010年3月 『民法(債権法)改正の行方、最新情報』~講師 鈴木龍介氏

 3月16日(火)、東京・麹町会館にて、「メンタージャム東京」を開催いたしました。今回は、司法書士法人鈴木事務所の鈴木龍介氏を講師にお招きし、~改正は必至! 士業ならば知っておきたい~『民法(債権法)改正の行方、最新情報』と題してご講演いただきました。


■鈴木 龍介 氏のご講演より

鈴木龍介氏
鈴木 龍介 氏
メンタージャム東京講演会メンタージャム東京講演会

 鈴木氏は最初に「本日のセミナーで債権法改正のイメージとアウトラインをつかみ、仕事にどのような影響があるのか、ヒントを得ていただければと思います」と、お話しになりました。
 ご講演は5つのポイントで構成されていました。ひとつめは、「今、なぜ『債権法改正』なのか?」についてです。今回の改正の目的と、改正が議論されている対象部分の説明がありました。続いて、民法(債権法)改正検討委員会と、委員会が昨年発表した「債権法改正の基本方針」の概要についてお話をしてくださいました。この基本方針が、改正を議論していく上でのベースとなるそうです。

 次は、ご参加のみなさまが最もご興味をお持ちの、主な改正の論点についてです。鈴木氏は「債務不履行による損害賠償」「消費者ルールの一般化」「売主の瑕疵担保責任」など、7点をあげられました。現行の民法と法務省が提示した現在の課題点、「債権法改正の基本方針」による提案、加えて、提案を実際に法律とする場合の留意点を、順を追って丁寧に解説してくださいました。鈴木氏はこのなかでも「債権譲渡の対抗要件」に注目し、研究していらっしゃるそうです。
 そして、ご講演は法制審議会による今後の動向と、参考文献のご紹介にまで進みました。

 最後に鈴木氏は、「今回は、現代社会に沿う方向での改正が検討されていますから、実務への影響は少ないとも言われています。しかし、日常生活に深く関わる民法の改正は、士業の業務に関わる程度も他の法改正の比ではないでしょう。議論は始まったばかりです。ご自身の実務に関連する部分を研究され、意見を発信していくことで、改正の結果にも変化があるかもしれません」と、ご講演を締めくくられました。

 ご参加のみなさまからは、「要点を絞り、かつ興味を引きつけるようなご講演のご準備は、たいへんであったと思います。とてもわかりやすく、内容も的確でした」「詳細について知る機会がなかったので、非常に有意義でした。勉強不足を認識し、情報収集に努めたいです」との賛辞を頂戴しました。
 鈴木さま、すばらしいご講演を、まことにありがとうございました。


 第2部交流会は、同じく麹町会館にて鈴木氏の乾杯のご発声により始まりました。今回は、メンター会員で藤本人事労務事務所の藤本雅久氏より、5月「メンタージャム東京」でのご講演についてご紹介をしていただきました。ご登壇をありがとうございました。

鈴木龍介氏メンタージャム東京交流会

 次回4月15日(木)開催の「メンタージャム東京」は、春の特別企画として『爆笑ものまねショーで福を呼び込め! in 麻布十番』」を開催いたします。
 みなさまのご参加を心よりお待ちしております。

2010年4月15日(木)開催 「メンタージャム東京」のご案内
~メンタージャム春の特別企画~
『爆笑ものまねショーで福を呼び込め! in 麻布十番』

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