【メンタージャム大阪のご報告】
2011年1月 『新時代の士業・専門家像と「メンターネットワーク」』～講師　山口毅

　コンサルティングファーム関西支局では、1月25日に2011年最初の「メンタージャム大阪」を開催いたしました。
　今回は、「～プロフェッショナル・サービス・ネットワークの創造～『新時代の士業・専門家像と「メンターネットワーク」』と題して、コンサルティングファーム代表 山口毅が講師を務めさせていただきました。

■山口　毅の講演より

弊社代表取締役　山口　毅

　はじめに山口は、日本のおかれている現状と未来について、「人口減少」「生産年齢人口の減少」「企業の数」「国際社会における経済的なポジション」という視点を切り口に講演をスタートさせました。特に「人口減少」については、2050年には人口が9,500万人となり、今より3,200万人も減少することや、「企業数」も2010年の400万社から、10年後の2020年には350万社に減少することを説明させていただきました。
　次に士業を取り巻く環境変化について、主に「士業人口の急増」「法人化の影響」「広告規制の撤廃」「価格規制の撤廃」という視点から説明を行いました。
　結論として、人口や企業数が減少する反面、士業人口の急増などにより「マーケットの縮小と競争相手の増加」が変えることのできない未来として待ち受けており、主導権がサービスを提供する側からサービスを受ける側に移るということを強調しました。

　以上のようなことを前提に山口は「クライアントが専門家に求める役割と専門家が生き残るための条件」について話を進め、そのなかで忘れてはならない点として次の3点をあげました。

• パイの奪い合いではなく、市場の創造
• 企業がそのミッションを果たすための支援
• 個人が安心して生活できるような状態を創り上げる

　最後に、「専門家の果たすべき役割」について基本理念とビジョンに分けて解説し、それを支援する「コンサルティングファームの役割」についても言及させていただきました。

　ご参加のみなさまからは、コンサルティングファームと「メンターネットワーク」の役割、今後の活動などについて、多くの質問が出されました。

　交流会においても引き続き「メンターネットワーク」の方向性や活動について意見交換がされました。また、初めてご参加された方々との交流が遅くまで続きました。ご参加くださいました多くのみなさま、お忙しいなかを本当にありがとうございました。

　次回2月23日（水）開催の「メンタージャム大阪」は、「～90分で理解する中小企業関連の重要ポイント～『MJ大阪・23年度税制改正セミナー』」と題し、メンター会員で税理士の中島丈道氏を講師にお迎えします。みなさまお誘い合わせの上、ぜひご参加ください。

2011年2月開催「メンタージャム大阪」のご案内
～90分で理解する中小企業関連の重要ポイント～
『MJ大阪・23年度税制改正セミナー』

■お問い合わせ・ご参加お申し込み先：
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