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【メンタージャム大阪のご報告】
2010年9月 『鑑定士だから語れる不動産のちょっと怖い話』~講師 井上浩一氏
コンサルティングファーム関西支局では、9月2日に「メンタージャム大阪」を開催いたしました。
今回は、「~他では絶対聞けない専門家の表話・裏話~『鑑定士だから語れる不動産のちょっと怖い話』」と題して、メンター会員で不動産鑑定士の井上浩一氏を講師にお迎えしました。
■井上 浩一 氏のご講演より
井上 浩一 氏
井上氏は、日頃からいろいろな士業の方と仕事をされているなかで、不動産を体系的に理解してもらう機会が少ないと感じていらっしゃったそうで、「この機会に、怖い話も交えながら、不動産について体系的にお話しさせていただけたらと思います」と、話を始められました。
まずは、日本の不動産価格について、「今、どれほど土地の価格は下がっているのか」「なぜ価格が上がったり下がったりするのか」など、どのような要素が土地の価格を変動させるのか、わかりやすい事例をもとにご説明くださいました。
続けて、実は意外と知られていない不動産鑑定士の使い方について、お話しされました。なぜ不動産鑑定が必要なのか、税金対策や相続裁判の対策、裁判の場面でどのように役に立っているのか、お聞かせいただきました。
次に、地価公示価格や地価調査価格をもとに、みなさまでもできる簡単な土地価格の出し方を教えていただきました。さらに、不整形であったり、ガソリンスタンドのように地下に何か埋まっていたりという、評価しづらい土地をどのように評価をするのか、ご解説してくださいました。
後半は、井上氏が実際に「事故物件」の鑑定をされたお話を中心に、私たちがなかなか知ることのない不動産にまつわる怖い裏話になりました。「事故物件」とは、自殺や殺人事件などが起きた物件のことです。事故によって、不動産としての価値がどうなるのか、最近では事故の内容も変わってきたこと、「安く借りられるのならば気にしない」と、事故物件を借りる側の感覚も変わってきていることなど、たいへん興味深いお話をしてくださいました。
本当に怖いのは、年間80万戸近い住宅が新規に供給される一方で、競売にかかる物件が6万件にも上っているという悲劇が生まれている状況です、と話を締めくくられました。不動産から日本の経済状況がよく見えると同時に、不動産の奥深さを知ることができたご講演となりました。
ご参加のみなさまからは、「相続を中心に税理士業務をしているので、たいへん役に立ちました」「話しぶりが流暢で、とてもおもしろかったです」といったご感想をいただきました。
井上さま、ご多忙のなか、ご講演をお引き受けくださり、本当にありがとうございました。
交流会では、講演内容についての話に花が咲くとともに、初参加や久々にご参加くださった方も多く、たいへんにぎやかな会となりました。
ご参加くださいましたみなさま、お忙しいなかを本当にありがとうございました。
次回10月14日(木)開催の「メンタージャム大阪」は、関西支局9周年記念の特別編として「~未来のスターはこうして作られる!~『お笑いタレント育成現場に学ぶ、優秀な人材の育て方』」と題し、放送作家の柏田眞志氏を講師にお迎えいたします。なお、詳細・お申し込みは下記をクリックして、ご参照ください。多くのみなさまのお越しをお待ちしております。
2010年10月開催「メンタージャム大阪 特別編」のご案内
~未来のスターはこうして作られる!~
『お笑いタレント育成現場に学ぶ、優秀な人材の育て方』
■お問い合わせ・ご参加お申し込み先:
株式会社コンサルティングファーム 担当:中村
TEL: 03-5212-7272 FAX: 03-5212-6090
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