【メンタージャム大阪のご報告】
2009年11月『誰も知らない中小企業のための最新銀行交渉術』～講師　柴口　敏一 氏

　コンサルティングファーム関西支局では、11月17日に「メンタージャム大阪」を開催いたしました。
　今回は、「～未曾有の大不況で金融機関の動きも様変わり！～『誰も知らない中小企業のための最新銀行交渉術』」と題して、企業再生コンサルタントの柴口敏一氏を講師にお迎えしました。

■柴口　敏一 氏のご講演より

柴口　敏一 氏

　ご講演は、年内の施行を目指す「中小企業金融円滑化法」についてなど、現在の金融庁の動きに関するご説明から始まりました。
　柴口氏によると、「銀行は、本当は今とてもお金を貸したくて仕方がない状況です」とのこと。そして、企業は「貸してください」と銀行に交渉するのではなく、「借りてあげてもいいですよ」くらいのスタンスで臨むことが重要なのだそうです。柴口氏は、「男女の仲と同じで、追いかければ追いかけるほど逃げていくのです」と、ユーモア交じりに銀行のことを表現されました。
　では、どうやって融資を引き出していくのか……。例えば、決算書の出し方ひとつにも、ある工夫を施すことで、貸しやすいと銀行に判断してもらえるような企業に変身できるのです。そして、銀行から「借りてください」という言葉を引き出すさまざまな方法を、実際に支援された事例を豊富に用いて、伝授してくださいました。この実例の紹介によって、参加されたみなさまもイメージがしやすかったのではないでしょうか。また、万一返済できない時にも、打つ手があることを詳しく解説してくださいました。
　最後に、「100年に一度の不況というけれど、考え方をかえれば、勝負に出られる時なのです。資金を借りまくって、大勝負に出てください」とエールを送られました。

　ご参加者からは、「顧問先を訪問すると、資金繰りの相談を受けることも多いので、たいへん参考になりました」「実践的な内容でとてもわかりやすかったです」といった声を、多くいただきました。今回は、「メンターネットワーク」に所属されていない士業の方のご参加も多く、このテーマへの関心の高さがうかがえました。
　柴口さま、ご多忙のなか、講師をお引き受けくださり、本当にありがとうございました。

　その後の交流会では、柴口氏のもとに、さっそく顧問先の資金繰りについて相談される方が続く一方、ご参加者同士の情報交換も盛んに行われ、にぎやかに本年最後のMJ大阪を締めくくりました。
　柴口さま、ご参加くださいました多くのみなさま、お忙しいなか、またたいへん寒いなかを本当にありがとうございました。

　次回は、12月5日（土）、東京にて「メンタージャムアニバーサリー」を開催いたします。ぜひ、こちらへのご参加をお待ちしております。
　そして2010年1月26日（火）開催の「メンタージャム大阪」は、「～すばやく、確実に回収するポイントを徹底解説！～『中小企業のための債権回収術』」と題し、メンター会員で司法書士の杉田和哉氏を講師にお迎えします。
　みなさまお誘い合わせの上、ぜひご参加ください。

2010年1月開催「メンタージャム大阪」のご案内
～すばやく、確実に回収するポイントを徹底解説！～
『中小企業のための債権回収術』

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