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【メンタージャム大阪のご報告】
2009年1月『忙しい人のための上手な時間の作り方・使い方』~講師 桂 歌之助 氏

 コンサルティングファーム関西支局では、1月21日に「メンタージャム大阪」を開催いたしました。
 今回は、「~落語家が修業時代から培うノウハウを伝授!~『忙しい人のための上手な時間の作り方・使い方』」と題して、落語家の桂歌之助さん(桂米朝一門)を講師にお迎えしました。


■桂 歌之助 氏のご講演より

桂 歌之助 氏
桂 歌之助 氏

 歌之助さんの講演は、「私よりはるかに忙しいみなさんに、上手な時間の作り方・使い方について暇な噺家・桂歌之助が話をさせていただきます」の言葉で、みなさまの爆笑を誘ってスタートいたしました。
 歌之助さんは、落語家の修業時代からどういう時間を過ごしてきたかということが、落語の仕事のギャランティを考える際に深くかかわっている、という興味深い話をされました。実際にどんな修業時代を過ごし、どんなことを学んでいくのかを、面白いエピソードを多く交え、ご説明くださいました。

 落語家の修業時代は、落語を学ぶのはもちろんのこと、最も大切な「落語家の了見」を学ぶのだと、話されました。落語家とはどのような価値基準で動くのかを、まず師匠のもとでみっちりと叩き込まれるのだそうです。落語家の世界独特の価値観は、落語の稽古のようにセリフを何度も喋って覚えられるものとは違い、言葉では非常に説明しにくいものであり、師匠のそばにいて感じ取っていくようなものなのです。そのためには、師匠に弟子入りをして生活をともにすることが必要で、それがなければプロの落語家とは認められないのだと、ご解説くださいました。
 また、落語の稽古ひとつをとっても、セリフを一言一句まねるだけでなく、「師匠の息と間」をつかむための密度の濃い稽古が必要であること、また落語を完成させる上で、短時間でも毎日稽古することにより効果のあがる段階と、たまにでもいいから時間をじっくりかけなければ効果のあがらない段階があると言われました。その時間のかけ方によって、効率も効果も変わるのだとか。どれだけ時間がかかっても必ずやらなければならないこと、また時間をかけなくてもよいもの、極端に言えば本当はやらなくても済むこともあるのかも知れません。みなさまも、日々の業務のなかで、思い当たるところがあるのではないでしょうか。

 後半は落語「つぼ算」で、会場をさらに沸かせてくださいました。
 ご参加くださった方からは、「タイムマネジメントの重要性をあらためて感じました」「ちょっとした気づきもあり、面白く聞かせていただきました」などのご感想を寄せていただきました。歌之助さん、本当にご多忙のなか、大熱演をありがとうございました。

メンタージャム大阪講演会メンタージャム大阪講演会

 交流会は、和歌山からお越しくださった税理士の名倉健三氏の乾杯のご発声で始まりました。今回は、東京から社会保険労務士の小宮山敏恵氏も駆けつけてくださり、講演のご感想や関西メンターの印象などを交えて締めのご挨拶をいただき、1年のスタートにふさわしい、にぎやかな交流会となりました。

 ご参加くださいました多くのみなさま、お忙しいなか、またたいへん寒いなかを本当にありがとうございました。

メンタージャム大阪交流会メンタージャム大阪交流会

 次回2月25日(水)開催の「メンタージャム大阪」は、「~今年は何がどう変わる?~『平成21年度中小企業関連税制改正の行方』」と題し、メンター会員で、税理士の坂本智彦氏を講師にお迎えします。みなさまお誘い合わせの上、ぜひご参加ください。

2009年2月開催「メンタージャム大阪」のご案内
~今年は何がどう変わる?~
『平成21年度中小企業関連税制改正の行方』

■お問い合わせ・ご参加お申し込み先:
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  TEL: 03-5212-7272  FAX: 03-5212-6090
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