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【メンタージャム大阪のご報告】
2006年10月『中小企業新事業活動促進法の活用解説』~講師 上地 裕之 氏

 コンサルティングファーム関西支局では、10月17日「メンタージャム大阪」を開催いたしました。
 今回は、メンター会員で経営コンサルタントの上地 裕之氏(FMBコンサルタンツ株式会社 代表取締役)をお迎えし、「『中小企業新事業活動促進法の活用解説』~中小企業の資金繰りと資金調達に効果絶大!~」と題してご講演いただきました。


■上地 裕之 氏のご講演より

上地 裕之 氏
上地 裕之 氏

 上地氏によると、公的支援は「以前は、『不特定多数』に対して支援を実施していたが、現在は、選ばれた『特定企業』に対して支援を実施するように変わってきており、その『特定企業』になることが公的な支援を受けるためには必須である」と指摘されました。意欲のある特定の企業に集中して支援を行い、効果を出していくことに重きが置かれたのです。そして、その『特定企業』になるためのパスポートが「中小企業新事業活動促進法」ということです。
 同法に基づいて「経営革新計画」の承認を受けることができれば、中小企業の泣きどころである資金繰りや資金調達に効果のある『融資』『補助金』『助成金』『税制優遇』等さまざまな支援策を受けることが可能となります。特に税制面での優遇措置として、用意されている「留保金課税の停止措置」については、参加者の関心も高いようでした。
 上地氏は、承認企業が受けることのできる代表的な支援策を説明し、具体的な事例を上げて、その効果を解説されました。また、豊富な承認実績を踏まえて、承認を受けるためのコツについてもわかりやすくお話しいただきました。

メンタージャム大阪講演会メンタージャム大阪講演会

 短い時間でしたが、参加された方々は、この制度のポイントと効果的な活用方法について、理解していただくことができたのではないかと感じました。


 交流会は、近くの会場に場所を移して行いました。参加されたある税理士の方は、ご自身のクライアントに、今回の「新事業活動促進法」を提案することを真剣に検討され始めており、講師の上地氏に、引き続き質問をされていました。また、他のメンター会員同士では、クライアントが抱える問題点の解決策を、それぞれのご経験に基づきアイデアを出し合い議論される場面もありました。
 みなさま、お忙しい中、ご参加いただき本当にありがとうございました。

メンタージャム大阪交流会

 次回は、12月2日(土)、東京でメンタージャムアニバーサリーを開催させていただきます。こちらへのご参加をお待ちしております。
 なお、メンタージャム大阪は、来春1月の開催とさせていただきます。

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