【メンタージャム大阪のご報告】
2006年7月『平成18年度税制改正の実務ポイント』～講師　鈴木　敏彦 氏

　コンサルティングファーム関西支局では、7月12日「メンタージャム大阪」を開催いたしました。
　今回は、メンター会員で、公認会計士／税理士の鈴木敏彦氏を講師にお迎えし、「『平成18年度税制改正の実務ポイント』～中小企業経営に直結する重要項目を詳細解説！～」と題してご講演いただきました。

■鈴木　敏彦 氏のご講演より

鈴木　敏彦 氏

　鈴木氏は、「今回の税制改正は膨大で、中小企業に大きな影響を与える改正点を多く含んでいるが、専門家にとっても非常にわかりにくいものが多く、通達などの情報のキャッチアップに追われているのが実情です。今日も答えられないことがあれば後で調べてお知らせします」と口火を切られました。しかし、参加された税理士から出された「事前確定届出給与に関する届出」に関する質問には、かなり実務的な点まで踏み込んで、ご回答をいただきました。

　また、中小企業にとって関心の高い特殊支配同族会社の役員給与に関しては、まだ、国税庁でも実務的な取り扱いについて検討している最中と思われ、我々専門家も慎重に対応しなければならないとコメント。安易に持ち株比率を下げたり、常務役員を増員したりという対応策に警鐘を発せられました。

　鈴木氏は、今回のセミナーに際して、資料作成に非常に時間を割いていただいたとのことで、税務の専門家以外の参加者にとっても見やすくわかりやすい資料となっていました。参加された方々から内容はもとより、配布資料に関するたくさんのお褒めの言葉をいただき、主催者としてもセミナーで配布する資料の重要性を再認識させられました。

　交流会は、近くの会場に場所を移して行いました。今回は、税理士、会計士、ファイナンシャルプランナーなどテーマに関連した方が多く参加されましたので、交流会においても引き続き活発な意見交換が行われていました。
　みなさま、お忙しい中、ご参加いただき本当にありがとうございました。

　次回は、関西支局開設5周記念として、9月5日（火）に開催させていただく予定です（8月「メンタージャム大阪」は、お休みさせていただきます）。なお、詳細は現在、検討中ですので、決まり次第お知らせさせていただきます。

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