【メンタージャム大阪のご報告】
2006年2月『平成18年度中小企業関係税制改正の概要』～講師　前川　武政 氏

　コンサルティングファーム関西支局では、「メンタージャム大阪」を2月14日（火）、関西支局会議室にて開催させていただきました。
　今回は、メンター会員で税理士の前川武政氏をお迎えして『平成18年度中小企業関係税制改正の概要 ～一体、何がどう変わるのか！？～』と題してご講演していただきました。

■前川　武政 氏のご講演より

前川　武政 氏

　前川氏のご講演は、税制改正案が国会で審議される過程を丁寧に説明されることから始まりました。そして、改正案の各内容を「個人所得課税」「法人関連税制」「社会経済情勢の変化への対応」に分けて説明してくださいました。
　「個人所得課税」では、所得税の税率構造の改定、定率減税の廃止などに言及され、「法人関連税制」では、研究開発税制、日本企業の大部分を占める同族会社の留保金課税制度などに関する説明をしてくださいました。また、「社会経済情勢変化への対応」では、法人の支給する役員給与の損金算入方法の見直しなどに、それ以外では相続税の物納制度などにも触れられました。
　この講演を通じて、同族会社の留保金課税制度、役員給与の損金算入方法の見直しなどが多数の中小企業に大きな影響を及ぼすことがよくわかりました。まだ、税制改正の詳細が明らかになっていないこの時期に、ポイントを絞った資料を使ってわかりやすく解説していただき、とても意義のある内容でした。

　その後の交流会は、関西支局の近くにある純和風で落ち着いた蕎麦屋「清覚」の座敷にて、会席料理を囲んで和やかに行われました。前川氏を始めとして新しくメンター会員になられた方も参加されて、みなさん楽しくご歓談なさいました。

　次回の「メンタージャム大阪」は、3月17日（金）にメンター会員で社会保険労務士の南草利充氏を講師にお迎えし、今年4月から施行が予定されている改正「高年齢者雇用安定法」への対応策についてお話ししていただきます。みなさまお誘い合わせの上、ご参加ください。

3月開催 「メンタージャム大阪」のご案内
『中小企業のための改正「高年齢者雇用安定法」への対応策』
～超直前期のチェックポイント～

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